独特のカフェ文化ナポリとエスプレッソ

昨年末からのヨーロッパから早や一ヶ月が過ぎました。

なんだか、毎日が忙しくあっ、と言う間にいろんなことが過ぎ去っていきます。

インターネットや本では学べない事を知るためにヨーロッパに行ったわけですが…。

自分だけの、自分の為のどこにもない情報だけに中々文章にしたり、言語化することが難しく、人に話しながら徐々に自分を分解しているような作業を今、しています。

さて、今回の旅はドイツとイタリアを主に回ってまいりましたが、その中でも一番エネルギッシュで面白かった街がナポリでした。

実は、ナポリに行くのは今回が初めてで、その他のヨーロッパの街とは明らかに異なったオーラを放つナポリをより感じる事ができました。

街は鳴り止まないクラクション、道行くちょっとやんちゃそうな人、住宅をまたぐように干されている洗濯物、バイオリンをかき鳴らすパフォーマー…。

どこかお高く止まった、品を感じるヨーロッパ北部とは明らかに違っていました。

その中でも職業ガラ私が最大限の集中で見てきたものは、もちろん、カフェでした。

私は普段からお店に入る時は厨房設備を見て、そのお店の意思をはかる事があります。

家庭に例えるならさんまを七輪で焼くか、グリルで焼くかの様に明らかに違いが出てくるのです。

ここで大切なのが、「意志を感じ取る」事なので「美味しいか?」「まずいか?」の判断ではない事を勘違いしないでくださいね。

そもそもが味覚は人それぞれなので、どちらもデータとして取る必要があるので選り好みする事はむしろ避けています。

さて、このナポリ、ピッツァは小さなお店も石釜、エスプレッソはピストンレバー式でした。

たまたまなのかもしれませんが…私が入ったお店全店がそうだったんです。

ピストンレバーのエスプレッソマシンというのは、今のコンピュータ制御された最新のマシンとは真反対の古式のマシンです。

当店で使っているのもこのタイプ。

まず、レジ係にお金を払い、レシートをもらいます。

立ち飲みで大体2ユーロ以内のところが多いです。(海外は立ち飲みか、座って飲むか、テラスで飲むかで料金が違う事が多いです)

そして、そのレシートを持ってカウンターへ。

後は、待つのみ。

ここでも、ナポリの意思を感じる事が出来る場面が…エスプレッソの抽出者には私の様な若造がいません。

みな、正装をしており、どこか職人を思わせる顔つき。

正直…かっこ良すぎる!

エスプレッソが出てきたらまずは砂糖を入れてぐるぐるかき混ぜて2口ほどで一気に飲み干します。

そして、出ていく。

この間、時間はおよそ5分…ゆっくりしている人達は大体が観光客。

現地の人たちは観光客の人達の邪魔をしない様に隅っこでこの儀式を静粛に行っておりました。

正直…かっこ良すぎる(笑)

私にとってナポリは街もお店も人も強く意志を感じる事ができる場所でした。

何を感じるかも人それぞれ、こんな小話からナポリに行ってみたいと想像を膨らませてもらえたら幸いです。