悩める美容師の方達へ

今回は悩める美容師の方達向けに美容師として人生を楽しんでいくための知恵を発信していきたいと思います。
先日、「美容師なんてブラック企業、今すぐ辞めちまえ。社畜め!」みたいな記事を拝見したからです。
労働時間が長い、低賃金、やりがいもない、社会保険もない。
そんな言葉が散見しておりました。

あ…因みにうちのお店は、例外を除いてどれも当てはまりません。

今回は、その例外を元に話を絞っていきたいと思います。
その例外とは新人時代です。
新人時代には練習のために夜遅くなってしまったり、お給料も安く、アシスタント業務・練習と同じことの繰り返しをしなければなりません。
その為、上記の現象が起きるときがあります。
根本は美容師は技術職で技術が商品になる職業だからです。

新人時代にもらう給料は労働に対する対価ではなく、将来商品化していく為の先行投資が多くを占めています。
商品価値(技術)が高まればその値段も上がっていくのです。
上がらなければエビデンスを持って交渉をしてみてください。
うちは、毎年決算後には、給料をお互いに話し合って決めています。
今や、会社側は商品価値が高まった貴方を手放したくないはずです。
会社側は、貴方を狡猾に利用しているケースがあります。
そんな会社であればより、貴方も最大限会社を利用して足元を見てやってください。

そして、練習による残業。
経営者側からすると正直、先輩達を残らせて疲労回復をはかれないこと、夜遅くの帰宅は安全上心配事の種です。
できることなら…早く帰ってほしい…これが、正直な気持ちです。
それを前提に、この夜の練習時間を減らすには、営業中に練習しなければならないことをできるだけ消化すること。

忙しい店舗だから無理という方もいると思います。
その『忙しい』業務の効率を上げて時短する努力をしてみてください。
その効率化に努めるという思考は今後、全てに役立ち、人より技術の修得が倍速化します。
私もエンジニアをしていた時は、この効率化で3年で15年やっている人よりできると言って頂いていました。
それ以外の残業、休日出勤が多い場合は、会社に相談してみてください。
本来なら会社側が先回りをして考えて変えていくことが理想です。
ただ、相談することで会社に労働条件を考える切っ掛けを与えてあげることもあるという事を知ってください。
この場合の相談や交渉は、先の給料交渉もそうですが、建設的なディスカッションであって、批難であってはならないということに留意してください。
相手のことを考えない交渉は、自分のことも考えてはくれません。

最後にやりがい。
やりがいとは、幸せにもつながることです。
幸せとは人それぞれで、やりがいを感じなかったという人は、貴方の幸せを見つめ直す必要があるのかもしれません。

例えば、貧乏な芸人が「貴方を幸せにします!」と告白したとします。
しかし、その相手の幸せとは、良い車にブランド品、毎年の海外旅行であればその告白はうまくいかないでしょう。

美容師とは関わるのは髪のことだけかもしれませんが、人のなにかが良い方向に変わる、ちょっとした手助けができる職業だと思っております。
会社としても長く走っていると商業的な成功だけではなく、人を幸せにできる事業であることは重要です。
美容師ではない私は、客観的に見て美容師は素晴らしい職業だと感じております。
考え方次第で悩みは、飛躍のチャンスとなります。
うまく消化して周りの声に負けること無く、是非技術を自分のものにしてください。