ヨーロッパ文化とカフェ

いしょう
【意匠】
1.
工夫(くふう)をめぐらすこと。趣向。 「―を凝らす」
2.
(美術・工芸品などで)物品の外観を美しくするため、その形・色・模様・配置などについて、新しい工夫を凝らすこと。その装飾的考案。デザイン。

成功者とは何か?
一度amazon等で「成功者」を検索してみるのも良いかもしれません。
抽出される書籍の殆どは恐らく起業に対するものや、どれだけお金という「物」を多く手に入れたのかを説明するものでしょう。
これは、今の社会構造を批判するものではなく、一つの文化、文明を説明する手軽な実証だと思います。

以前、お客様でこんな方がみえました。
「なんで、ヨーロッパってあんな古い建物とかを残しておくんだろうね?」。
「維持費も高いし、もっと近代ビルとかにしたほうが安全だし、経済の為になるのに。」
私にとって、これはとても面白い質問でした。
何故、古いものを残すのか…。

資本主義社会に慣れてしまった私達にはパラレルワールドとなりつつあるもう一つの「成功」をイメージすることが難しくなってしまったかもしれません。
もし、成功した商品が多くのお金を生みだす製品ではなく、多くの人を感動させることに意義があるのだとしたら。
「成功者」が多くのお金を生みだす人ではなく多くの人を助けた人だったら。
よく売れる製品がコスト意識の強い経済合理性を考えた製品ではなく、意匠を感じる製品がよく売れる製品だとしたら。

古い町並みが残るヨーロッパにはこの時代にあがなう意志を感じられずにはいられません。
100年以上の歴史を持つ建物の中にあるカフェやレストラン。
マナーを重んじる文化。
戦争によってその身半分を失ってしまったような私達日本人には過去を取戻すような気分にさせてくれます。